Semi-Intentional(セミインテンショナル)

2024.01.16 Exhibition



Semi-Intentional (セミインテンショナル)
マルコム・ウォング展
2024.1.19~2024.1.29


セミインテンショナル 吹きガラスは、はじめは蜂蜜のように柔らかいガラスの塊を ギャザリングという技法を用いて、雪だるまを転がすように大きく形を整えていきます。 偶然の重なりを繰り返して生まれる作品は、全て表情が異なります。 そんなガラスの様々な表情に、私は驚かされ、時に失望することもありますが、 ひたすら作品と向き合うことで、新たな発見や想像を超える作品と出会える過程を楽しんでいます。

本展のタイトル「セミインテンショナル (半意図的)」は、私が作った造語です。 ガラス作品の製作は慎重で普遍的な同じ工程の繰り返しでも、思いがけない形になって現れるのも魅力であり、 意図があるようでないものが形になった、唯一無二の作品を堪能してもらいたいと考えています。


<マルコム・ウォング>
1977年にハワイにて、ネオ・アート・ヌーボーの先駆者であったスティーブ・コレイア氏の指導のもと、吹きガラスを始める。 90年代からは、ハワイと東京に拠点を構え、ガラス製作を続ける傍ら、執筆活動なども行っている。 また、現在は農業にも関心を向け、ハワイの土地に「Anekona Farm」をスタート。 アクアポニックスなどを取り入れ、環境にやさしい農業を目指している。